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拈華微笑

読み方

ねんげ みしょう

意味

言葉で説明しなくても、心から心へ真意が伝わること。特に禅で、師の悟りや奥義が文字や言語を介さず弟子に伝わることをいう。

由来

釈迦が霊鷲山で一輪の花を拈じて示し、弟子の摩訶迦葉だけがその真意を悟って微笑したという禅宗の伝法説話に由来する。中国宋代の禅籍『景徳伝灯録』(1004年)などで広まり、説話の成立時期や史実性は不明。

備考

禅宗色の強い語で、日常会話ではやや硬い。一般には「以心伝心」のほうが通じやすい。

例文

  • 長年連れ添った二人は、目を合わせただけで拈華微笑のごとく互いの考えを察した。
  • 師匠は多くを語らず、弟子はその所作から拈華微笑で技の要を学び取った。
  • 会議中、部長が一瞬うなずくと、担当者は拈華微笑のように次の対応を理解した。
  • 俳句の余白には、作者と読者の間に拈華微笑が生まれる瞬間がある。
  • 禅の教えでは、真理は言葉だけでなく拈華微笑によって伝わるとされる。

類義語

  • 以心伝心
  • 心心相印
  • 不立文字
  • 教外別伝
  • 黙契

対義語

  • 意思疎通不全
  • 同床異夢
  • 言語不通

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