漢字辞典.com

折衝御侮

読み方

せっしょう ぎょぶ

意味

外交上の交渉で相手を抑え、外敵の侵入や侮りを防いで国を守ること。転じて、政治・外交・軍事の面から国難に対処することや、その任に当たる人物をほめていう語。

由来

「折衝」は、中国古典『晏子春秋』に見える「樽俎の間に出でずして千里の外に折衝す」に由来し、外交交渉で敵の勢いをくじく意を持つ語です。「御侮(本来は禦侮)」は『詩経』に見える語で、外敵の侵入や侮りを防ぐ意です。これら二つの漢語が結びついてできた四字熟語で、由来する時代は中国古典の成立期である前11世紀ごろ〜前3世紀ごろにさかのぼります。日本で四字熟語として定着した正確な時期は未詳です。

備考

やや古風で格調高い漢語表現。日常会話よりも、歴史小説・評論・政治や軍事の文脈で使われることが多い。旧字体では「折衝禦侮」とも書く。

例文

  • 国境情勢が不安定な時代には、折衝御侮に長けた指導者が求められる。
  • 彼は軍事だけでなく外交にも通じ、まさに折衝御侮の人材と評された。
  • 朝廷は北方の守りを固めるため、折衝御侮の任をその武将に託した。
  • 武力一辺倒ではなく、対話を重ねて折衝御侮を図る姿勢が重要だ。
  • その政策は、国益を守る折衝御侮の観点から高く評価された。

類義語

  • 国防
  • 防衛
  • 外交交渉
  • 折衝樽俎

この四字熟語に含まれる漢字

同じ漢字を含む四字熟語