才子佳人
読み方
さいし かじん意味
才能や学識のある男性と、美しい女性のこと。転じて、すぐれた男性と魅力的な女性の組み合わせ、理想的な男女の取り合わせをいう。特に文学では、恋愛物語の主人公となるような男女を指して使われることがある。由来
中国由来の成語。明確な初出は一定しないが、中国では遅くとも明代(14〜17世紀)には「才能ある男と美しい女」を表す語として用いられ、明末清初(17世紀ごろ)には恋愛小説の類型としても広まった。日本へは漢籍の受容を通じて近世までに伝わったと考えられる。備考
主に文章語・評語として使う。現代の日常会話ではやや硬く、文学・歴史・人物評で見られることが多い。実在の男女だけでなく、物語上の理想的な男女像を指すこともある。例文
- その小説は、才子佳人が幾多の試練を経て結ばれる物語だ。
- 彼ら夫婦は、周囲から才子佳人の組み合わせだとよく言われる。
- 江戸時代の読本には、才子佳人を描いた作品が少なくない。
- 古典劇では、才子佳人の恋が悲劇として表現されることもある。
- 彼はその映画を、現代版の才子佳人譚だと評した。
類義語
- 美男美女