慷慨無慙
読み方
こうがい むざん意味
心が大きく正義感に富み、物事に臆せず堂々としていて、少しも恥じるところがないさま。私利私欲にとらわれず、言動が公正で胸を張っている状態をいう。※文脈によっては「恥知らず」と誤解されやすいので注意。由来
「慷慨」は義憤にかられて気前よく、正義のために奮い立つこと。「無慙」は恥じる心(慙)を持たない、すなわち恥じる点がないこと。両語を合わせ、正義に立って堂々としている意を表す。中国古典由来の漢語成分からなるが、初出の典籍・年代は特定しにくく不明。備考
「無慙」を「無恥」と混同すると「恥知らず」の意味に誤解されることがある。基本は“恥じる点がないほど堂々”の肯定的用法。文章語寄り。例文
- 不正を告発した彼は慷慨無慙として、周囲の圧力にも屈しなかった。
- 社の利益より公益を優先する姿勢は、まさに慷慨無慙だ。
- 彼女は慷慨無慙に意見を述べ、会議の空気を一変させた。
- 慷慨無慙を気取るだけで、根拠のない正義感を振りかざしてはいけない。
- 窮地の友を迷わず助けた彼の行いは、慷慨無慙と評されるにふさわしい。
類義語
- 慷慨無私
- 公明正大
- 廉恥自重
対義語
- 卑怯千万
- 面目躬行