慨世憂国
読み方
がいせい ゆうこく意味
世の中の乱れや風潮を嘆き、国の将来や政治のあり方を深く憂えること。現状への強い危機感や悲憤を含み、個人の不満というより社会・国家全体への憂慮を表す。由来
漢語由来の四字熟語で、「慨世(世を慨く=世のありさまを嘆く)」と「憂国(国を憂う)」を合わせた語。中国古典に見える語法を踏まえ、日本では漢文素養のある文章語として近代(明治期以降)に用例が増えたとされるが、初出の正確な年は不詳。備考
硬い文章語で、演説・評論・社説など改まった文脈に多い。個人的愚痴には不向き。「慨世」と「憂国」を並べた構成で、やや古風な響きがある。例文
- 彼の論説には、慨世憂国の情がにじんでいる。
- 慨世憂国を語るだけでなく、具体的な改革案を示すべきだ。
- 若き日の彼は慨世憂国に燃え、政治の道を志した。
- SNSの議論は過熱し、慨世憂国の声も一段と強まった。
- 慨世憂国の士として知られる彼女は、教育の荒廃を最も憂えている。
類義語
- 憂国
- 憂国慨世
- 憂世
- 憂世憂国
- 憂国憂民
対義語
- 楽観主義
- 泰然自若
- 安居楽業