愚者一得
読み方
ぐしゃ いっとく意味
愚かな者でも、たくさん考えたり経験したりするうちに、たまにはよい考えや役に立つ意見を得ることがある、という意味。優れた人でも誤りがあるという対句「智者千慮必有一失」と合わせて用いられ、他人の意見を軽んじない戒めにもなる。由来
中国の古典『史記』や『淮南子』などに見える成句「智者千慮必有一失、愚者千慮必有一得」に由来する。成立年代は古代中国(前漢期を含む)とされるが、正確な年は不詳。日本には漢籍受容を通じて伝わり、四字熟語として「愚者一得」が定着した。備考
自分や目下の意見をへりくだって述べるときに使うことが多い。相手を「愚者」と断定する形で使うと失礼になりやすいので注意。例文
- 彼は専門外だが、愚者一得で核心を突く質問をした。
- 会議では立場に関係なく意見を集めよう。愚者一得という。
- 私の案は拙いかもしれないが、愚者一得と思って聞いてほしい。
- 試行錯誤を重ねれば、愚者一得で解決策が見つかることもある。
- 新人の発想が採用された。まさに愚者一得だった。
類義語
- 愚者一得
- 千慮一得
- 一得
- 当たるも八卦当たらぬも八卦
対義語
- 百戦百勝
- 才気煥発
- 博学多才