意馬心猿
読み方
いばしんえん
意味
欲望や雑念に心が引き回され、考えが定まらず落ち着かないこと。あれこれ思いが乱れて、修行や勉強に集中できない状態をいう。
由来
仏教(特に禅)で、制御しにくい心を「馬」や「猿」にたとえた語。中国の仏教・漢籍に見える表現で、日本への伝来時期の特定は難しい(中世以降に禅語として定着したとされる)。
備考
文語的でやや硬い語。仏教・修行の文脈だけでなく、日常の「気が散る」「迷いが多い」状態にも比喩的に使う。主語は人の心・意識。
例文
- 試験前なのに意馬心猿で、ついスマホに手が伸びてしまう。
- 座禅をしても意馬心猿が収まらず、呼吸に意識を戻した。
- 彼は意馬心猿の性格で、目標を立てても長続きしない。
- 誘惑の多い環境では意馬心猿になりやすいから、作業場所を変えよう。
- 意馬心猿を抑えるには、まずやることを一つに絞るのがいい。
類義語
- 心猿意馬
- 意馬猿心
- 散漫
- 浮気
対義語
- 一心不乱
- 専心一意
- 無念無想