悪鬼羅刹
読み方
あっき らせつ意味
人に害をなす恐ろしい鬼や魔物のこと。転じて、残忍で情け容赦のない人や集団、または鬼のように恐ろしい形相・振る舞いをたとえていう語。由来
「悪鬼」は人に災いをもたらす悪い鬼・霊を指し、「羅刹」はサンスクリット語 rākṣasa に由来する仏教語で、人を食う恐ろしい鬼神を漢訳・音写した語。語源は古代インド神話・仏教にさかのぼるが、「悪鬼羅刹」という四字熟語としての成立年は不明。日本には仏教伝来後、飛鳥〜奈良時代(6〜8世紀ごろ)以降、仏典や説話を通じて広まったと考えられる。備考
仏教・説話的な響きが強く、日常会話ではやや硬い表現。実在の人を指すと非常に強い非難になるため、使用には注意が必要。例文
- 戦場の惨状は、まるで悪鬼羅刹が暴れ回った後のようだった。
- 彼は怒りに我を忘れ、悪鬼羅刹のような形相で相手をにらみつけた。
- その独裁者の残虐な命令は、悪鬼羅刹の所業と呼ぶほかなかった。
- 物語の中では、悪鬼羅刹が村人を脅かす恐ろしい存在として描かれている。
- 利益のためなら弱者を踏みにじる彼らのやり方は、悪鬼羅刹にも等しい。
類義語
- 妖魔鬼怪
- 魑魅魍魎
- 極悪非道
- 残虐非道
- 鬼畜
対義語
- 聖人君子
- 善男善女
- 慈悲心ある人
- 仁者