恬不知恥
読み方
てんぷち意味
自分のしたことが道徳的に恥ずべきことだと分かっていながら、少しも気にせず平然としていること。また、恥を感じる心がなく、非難されても悪びれない厚かましい態度をいう。由来
中国古典に由来する漢語成句。正確な初出ははっきりしないが、中国・宋代(10~13世紀ごろ)の文献に用例が見られるとされる。「恬」は平然としている意、「不知恥」は恥を知らない意で、合わせて「恥ずべきことをしても平気でいる」という意味になった。備考
非常に強い非難を含む硬い表現。日常会話ではやや古風で、新聞・評論・文学で見かけやすい。相手に直接使うと強い侮辱になり得るため注意。例文
- 不正が明らかになっても謝罪しない彼の態度は、まさに恬不知恥だ。
- 失敗を部下のせいにするとは、なんと恬不知恥な上司だろう。
- その政治家は公約を破ってなお正当化を続け、恬不知恥との批判を浴びた。
- 小説では、主人公を裏切った人物の恬不知恥ぶりが強く描かれている。
- 他人の成果を自分の手柄のように語るのは、恬不知恥というほかない。
類義語
- 厚顔無恥
- 破廉恥
- 鉄面皮
対義語
- 廉恥自重
- 清廉潔白
- 恥を知る