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恐惶謹言

読み方

きょうこう きんげん

意味

「おそれ多く、つつしんで申し上げます」の意。主に手紙や書状の末尾に添える結語で、相手への強い敬意と、自分が恐縮している気持ちを表す。現代語では非常に古風で、主として古文書・歴史資料・時代小説などで見られる。

由来

漢文の書簡表現と日本の書札礼に由来する語です。「恐惶」はおそれかしこまること、「謹言」はつつしんで申し述べることを意味します。正確な初出年は不詳ですが、平安末期から鎌倉時代(12〜13世紀ごろ)には、公家・武家の書状の末尾に用いる結語として広まり、中世文書で広く見られます。

備考

主に古文書・時代劇・書道で見られる書簡の結語で、現代の日常的な手紙ではほとんど使いません。類形に「恐恐謹言」があります。

例文

  • 中世の書状では、文末を「恐惶謹言」で結んで敬意を示した。
  • 史料を読むと、差出人は最後に「恐惶謹言」と記している。
  • 時代小説の手紙文に「恐惶謹言」が出てきて、文体の古風さが際立った。
  • 書道の授業で、先生は結語として「恐惶謹言」を書く例を紹介した。
  • 彼は展示された古文書の末尾にある「恐惶謹言」から、当時の書札礼を学んだ。

類義語

  • 恐恐謹言
  • 謹言
  • 謹白
  • 敬白

対義語

  • 傲岸不遜
  • 尊大無礼
  • 無礼千万

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