念念不忘
読み方
ねんねん ふぼう意味
物事や人、教え、決意などを一瞬たりとも忘れず、いつも心にかけ続けること。単に記憶しているだけでなく、心の中で繰り返し思い起こし、強く意識し続けている状態を表す。由来
「念念」は仏教語で、一つ一つの念・絶え間ない心のはたらきをいい、「不忘」は忘れないこと。中国古典に由来する成句で、宋代(12世紀ごろ)の朱熹関係文献『朱子全書』系などに「念念不忘」の形が見えるとされる。日本へは漢籍の受容を通じて伝わったと考えられるが、詳細な伝来時期は不詳。備考
中国古典由来のやや硬い表現。日常会話より、文章・演説・追悼などで使われやすい。人への思慕にも、理念や教訓を忘れない意にも使える。例文
- 恩師の教えを念念不忘とし、私は研究の道を歩んできた。
- 震災の教訓を念念不忘にして、防災対策を見直す必要がある。
- 彼は故郷で世話になった人々への感謝を念念不忘の思いとして抱いている。
- 会社は創業者の理念を念念不忘とし、新しい事業でも誠実さを貫いた。
- 若い日の失敗を念念不忘にしているからこそ、彼は同じ過ちを繰り返さない。
類義語
- 銘記不忘
- 拳拳服膺
- 心に刻む
- 片時も忘れない
対義語
- 置之度外
- 意に介さない
- 忘却の彼方