忠君愛国
読み方
ちゅうくん あいこく意味
君主に忠義を尽くし、同時に国家を愛してそのために尽力すること。近代日本では、天皇への忠誠と国家への奉仕を結びつけた道徳・政治理念として用いられた。由来
「忠君」は君主に忠義を尽くすこと、「愛国」は国を愛することを表す漢語で、いずれも中国由来の儒教的な政治道徳に根ざす。四字の成句としての成立時期は不明だが、日本では明治時代(19世紀後半)以降、国家教育や軍国主義的な標語として広く用いられた。備考
戦前・戦中の日本の国家主義や皇国史観と結びつけて論じられることが多く、現代では歴史的・批判的文脈で使われやすい語。例文
- 明治期の教科書には、忠君愛国を国民の美徳として説く記述が多く見られる。
- その演説は、忠君愛国の精神を強調するあまり、個人の自由にはほとんど触れなかった。
- 歴史の授業で、忠君愛国という言葉が近代日本の教育政策と深く関わっていたことを学んだ。
- 祖父の古い手帳には、当時の時代背景を反映して忠君愛国の標語が書き込まれていた。
- 現代では、忠君愛国はしばしば戦前の国家主義を象徴する語として批判的に語られる。
類義語
- 尽忠報国
- 報国尽忠
- 忠君報国
- 尊王愛国
- 愛国忠君
対義語
- 不忠不義
- 乱臣賊子
- 反逆謀叛
- 売国