志士仁人
読み方
しし じんじん意味
高い志を持ち、仁義や道徳を重んじて行動する立派な人物。自分の利益や命よりも、正義・人道・理想の実現を優先する人をいう。由来
中国の古典『論語』衛霊公篇の「志士仁人、無求生以害仁、有殺身以成仁」に由来する。意味は「志ある人や仁ある人は、命を惜しんで仁を損なうことはなく、身を捨てて仁を成すことがある」。『論語』は孔子の没後、戦国時代(紀元前5〜前3世紀ごろ)に弟子筋が編纂したとされる。備考
文語的で硬い表現。日常会話より、歴史・思想・政治・人物評などで使われる。「志士」は幕末の尊王攘夷派を連想させることもある。例文
- 彼は私利私欲を離れ、国の将来を案じて行動した志士仁人であった。
- 志士仁人の精神を学ぶことは、現代のリーダーにも大切だ。
- 災害の現場で命がけで人々を救った彼らは、まさに志士仁人と呼ぶにふさわしい。
- 歴史を動かしたのは、権力者だけでなく、名もなき志士仁人たちでもある。
- 志士仁人を気取るだけではなく、日々の行動で仁義を示さなければならない。
類義語
- 仁人志士
- 義士
- 烈士
- 憂国の士
- 君子
対義語
- 小人
- 俗物
- 卑怯者
- 利己主義者