従容不迫
読み方
じゅうよう ふはく意味
落ち着いていて余裕があり、少しも慌てたり切迫した様子がないこと。危機や重大な場面でも平静を保ち、悠々として動じない態度をいう。由来
中国古典由来の語で、「従容」はゆったり落ち着いているさま、「不迫」は差し迫っていない・追い詰められていない意。特定の初出文献や成立年(何世紀頃か)は諸説あり、明確な年代は不詳だが、漢文の語法として古くから用いられ、日本でも漢籍受容以降に定着した。備考
硬めの文語的表現で、人物の態度・応対を評価する文脈で用いる。「従容」と誤って「従容迫らず」などに崩さないのが無難。例文
- 面接官の鋭い質問にも、彼は従容不迫の態度で答えた。
- 火災報知器が鳴ったが、先生は従容不迫に避難手順を指示した。
- 大舞台の緊張感の中でも従容不迫で演奏をやり切った。
- 締切が迫っても従容不迫で準備を進めるのは、日頃の段取りの賜物だ。
- 想定外のトラブルが起きたときこそ、従容不迫で対処したい。
類義語
- 泰然自若
- 悠然自若
- 沈着冷静
- 不動心
- 落ち着き払う
対義語
- 右往左往
- 周章狼狽
- 狼狽困憊
- 大慌大乱