徒手空拳
読み方
としゅ くうけん意味
手に何も持たず、武器や道具もないこと。転じて、資金・権力・後ろ盾・経験などの頼るものを持たない状態で、物事に挑むことをいう。困難に立ち向かう勇気や独力で始める姿勢を強調する場合が多い。由来
「徒手」は手ぶら・素手、「空拳」は何も握っていないこぶしの意。中国古典に基づく漢語表現で、素手で事に当たる意から生じたとされる。日本での定着時期は厳密には不明だが、近代以降の文章語・評論などで広く用いられるようになった。備考
「赤手空拳」とほぼ同義。単に「準備不足」を責める語ではなく、何もない状況から挑戦する積極性を含めて使われることが多い。例文
- 彼は資金も人脈もない徒手空拳の状態から会社を立ち上げた。
- 徒手空拳で巨大企業に挑むのは無謀に見えたが、彼女には独創的な技術があった。
- 移住した当初は言葉も仕事もなく、まさに徒手空拳の出発だった。
- 徒手空拳で交渉に臨んでも勝ち目は薄いので、事前に資料をそろえよう。
- 師匠も道具も持たず、徒手空拳で芸の道を切り開いた人物として知られる。
類義語
- 赤手空拳
- 無手勝流
- 素手
- 丸腰
- 裸一貫
対義語
- 完全武装
- 重装備
- 万全準備
- 有備無患