後生大事
読み方
ごしょう だいじ意味
物や考えなどを、必要以上に大切にして手放さないこと。古くは、仏教でいう来世・死後の救いを何より大切にすることをいったが、現在では多く、品物や習慣などを過度にありがたがって守るという意味で使う。由来
「後生」は仏教語で、来世・死後の世界、またはその救いを指す。中世の仏教信仰、特に鎌倉〜室町時代(13〜16世紀ごろ)に、後生の安楽を大切に願う感覚から「後生を大事にする」という言い方が生まれたと考えられる。そこから転じて、物事を過度に大切に抱え込む意味になった。正確な初出年は不明。備考
多くは「後生大事に〜する」「後生大事にしまう」の形で使う。やや皮肉やあきれを含むことが多く、単なる「大切にする」より過剰な執着の響きがある。例文
- 祖母は若いころの手紙を後生大事に箪笥の奥へしまっている。
- 彼は壊れた腕時計なのに、形見だからと後生大事に持ち歩いている。
- 会社が古い慣習を後生大事に守っていては、改革は進まない。
- そんな昔の失敗を後生大事に覚えていなくてもいい。
- 父は恩師にもらった万年筆を後生大事に使い続けている。
類義語
- 大事にする
- 珍重する
- 秘蔵する
- 重んじる
対義語
- 粗末にする
- ないがしろにする
- 軽んじる
- ぞんざいに扱う