当来導師
読み方
とうらい どうし意味
将来この世に現れて、人々・衆生を教え導く仏や菩薩のこと。特に、釈迦入滅後の未来に成仏し、衆生を救うとされる弥勒菩薩を指す仏教語。由来
仏教語。「当来」は“未来に来ること”、「導師」は“人々を導く師”の意。インド仏教の未来仏思想に由来し、中国での漢訳仏典を通じて成立した語と考えられる。日本には奈良時代までに伝来した。正確な初出年は不詳だが、漢訳仏典が整った5〜7世紀頃には語義の基盤ができていた。備考
主に仏教語で、日常会話ではほとんど使わない。多くは弥勒菩薩を指し、寺院の縁起・仏像解説・古典文学・仏教研究で見られる。例文
- 弥勒菩薩は、当来導師として古くから信仰を集めてきた。
- この寺の縁起には、弥勒を当来導師として仰ぐ人々の願いが記されている。
- 講義では、当来導師という語が平安仏教でどのように受容されたかを学んだ。
- その仏像は、未来に衆生を救う当来導師の姿を表している。
- 和讃の中には、当来導師の来臨を待ち望む心情がうたわれている。
類義語
- 未来仏
- 当来仏
- 弥勒菩薩