強行突破
読み方
きょうこう とっぱ意味
強い力や強引な方法で、行く手をさえぎる障害・反対・守りなどを押しのけて切り抜けること。もとは敵の防衛線や包囲を破って進むことをいい、転じて、議論や手続きを十分に尽くさず、反対を押し切って物事を進める場合にも使う。由来
「強行」は無理を押して行うこと、「突破」は囲みや障害を破って抜けることを表す漢語。両語が結び付いた複合語で、明確な初出年は不詳だが、近代日本の軍事・政治・報道の文脈で、明治末〜昭和前期ごろに定着したとみられる。そこから比喩的に、反対や難関を押し切る意味へ広がった。備考
軍事・政治・スポーツ・ビジネスなど幅広く使う。大胆さを評価する文脈もあるが、「力ずく」「強引」という否定的ニュアンスを帯びることも多い。例文
- 守備陣が固かったが、彼は中央を強行突破して先制点を決めた。
- 反対意見を無視して計画を強行突破すれば、後で大きな反発を招きかねない。
- 包囲された部隊は、夜明け前に南側の薄い地点を強行突破した。
- 交渉がまとまらず、経営陣は値上げ案の強行突破を図った。
- この難題は小手先の工夫ではなく、基礎から立て直して強行突破するしかない。
類義語
- 正面突破
- 力押し
- ゴリ押し
- 実力行使
対義語
- 穏便解決
- 協議解決
- 迂回
- 撤退