庸中佼佼
読み方
ようちゅう こうこう意味
平凡な人々や、あまり差のない集団の中で、比較的すぐれていて目立つこと。また、その人。絶対的に非常に優秀だというより、「並みの中ではよくできる」「凡庸な中では抜けている」という相対評価の響きをもつ。由来
中国・南朝宋の歴史書『後漢書』(5世紀ごろ、范曄編)に見える「鉄中錚錚、庸中佼佼」に由来する。「庸」は平凡・普通、「佼佼」は抜きん出ている意で、凡庸な人々の中で比較的すぐれた人物を表した。備考
漢文由来のやや文語的な語で、会話より文章で使われやすい。褒め言葉だが、文脈によっては「レベルの高くない集団の中で目立つだけ」という控えめ・皮肉な含みもある。例文
- 新人十人の中では、彼が営業成績で庸中佼佼といえる。
- 今季の候補者は全体に小粒だが、その中ではA選手が庸中佼佼だ。
- 彼の論文は独創性こそ弱いものの、同学年では庸中佼佼の出来だった。
- この部署には突出した人材は少ないが、彼女はその中で庸中佼佼の存在だ。
- 師は『地方大会で庸中佼佼でも、全国で通用するとは限らない』と戒めた。
類義語
- 鶏群一鶴
- 出類抜群
- 鉄中錚錚
対義語
- 平々凡々
- 十人並み
- 凡庸