常套手段
読み方
じょうとう しゅだん意味
いつも使われる、決まりきったやり方や手口のこと。特に、効果はあっても新味がなく、相手にも予測されやすい方法を指す。文脈によっては、ひねりがない、ありふれているといった、やや批判的なニュアンスを帯びることが多い。由来
「常套」は漢語で、「常」はいつもの、「套」は型・ひとそろいの意を持ち、「決まりきった型」を表す語です。これに「手段」が結び付いて「いつものやり方」という意味の複合語になりました。正確な初出年は不詳ですが、近代日本語の中で広まり、明治末〜大正期ごろには一般的に用いられていたと考えられます。備考
中立的にも使えますが、「ありきたり」「ひねりがない」「相手に読まれやすい」といった、やや否定的な含みを持つことが多い語です。例文
- 彼は質問をはぐらかすという常套手段で、その場を切り抜けようとした。
- 値下げは売上を伸ばすための常套手段だが、長期的には利益を圧迫する。
- ミステリーで双子を登場させるのは、昔からある常套手段の一つだ。
- 相手の同情を引いて交渉を有利に進めるのは、彼の常套手段だった。
- 都合の悪い話題になると冗談でごまかすのが、彼女の常套手段だ。
類義語
- 定石
- 常套策
- お決まりの手
- ありきたりの方法
対義語
- 奇策
- 奇手
- 独創的手法
- 斬新な方法