希望観測
読み方
きぼう かんそく意味
自分に都合のよい結論を先に思い描き、それに合うように物事を見たり判断したりすること。確かな根拠よりも「そうであってほしい」という願望が先行した見方で、予測や分析が甘くなるという否定的な意味で用いられる。由来
気象学の「観測」にたとえ、客観的データに基づくべき観測が、実際には「希望(願望)」に引きずられているという批判語として成立したとされる。語としての明確な初出年は特定しにくいが、戦後の新聞・評論などで広まり、平成期以降は政治・経済の文脈で定着した。備考
多くは批判的に用いられ、「希望的観測」「願望観測」とも言う。客観的データや根拠の不足を指摘する文脈(政治・経済・スポーツ等)で頻出。例文
- 売上が少し戻っただけで、来月は完全回復するだろうというのは希望観測だ。
- 選挙情勢を楽観する報道もあるが、数字を見る限り希望観測に近い。
- 彼の復帰が間に合うと見込むのは、現場の状況を無視した希望観測だ。
- 根拠の薄い希望観測で計画を立てると、後で大きなしわ寄せが来る。
- 『きっと合格できる』と思い込み、対策を怠ったのは希望観測だった。
類義語
- 願望観測
- 希望的観測
- 楽観視
- 自分勝手な推測
対義語
- 客観視
- 冷静沈着
- 現実直視