巧遅拙速
読み方
こうち せっそく意味
仕事や処理は、巧みで遅いよりも、多少拙くても速いほうがよいということ。完璧さを追って手間取り機会を逃すより、まず素早く着手・実行して結果を出すことを重んじる。特に実務や戦略判断など、スピードが価値になる場面で用いる。由来
語源は中国の古典(出典の特定は諸説あり、確実な年代は不詳)。「巧(たくみ)にして遅い」より「拙(つた)なくても速い」ほうがよい、という対句的な考え方を四字にまとめたもの。日本では近代以降、実務・軍事・経営の文脈で広く用いられるようになった。備考
「巧遅より拙速」の略としても用いられる。速度重視の格言だが、品質や安全が最優先の場面では注意して使う。例文
- 企画書は完璧を目指すより、巧遅拙速でまず初稿を出そう。
- 市場が動いている今は、巧遅拙速の判断が求められる。
- 彼は巧遅拙速を信条に、プロトタイプをすぐ形にする。
- 会議で結論が出ないなら、巧遅拙速で小さく試して検証しよう。
- 緊急対応では巧遅拙速が基本だが、法令確認だけは省けない。
類義語
- 拙速
- 迅速果断
- 即断即決
- 速戦即決
対義語
- 巧速完璧
- 緻密正確