巧取豪奪
読み方
こうしゅ ごうだつ意味
策略やごまかしによって巧みに人のものを取り、さらに権力や暴力にものをいわせて強引に奪うこと。不正な手段を選ばず、他人の財物・権利・利益などを自分のものにする行為をいう。由来
中国の古典に由来する語。宋代、11世紀末ごろの蘇軾の詩「次韻米黻二王書跋尾」に見える「巧偷豪奪古来有」という近い表現が典拠とされることが多い。「巧取」は巧みに取ること、「豪奪」は強引に奪うことを表す。備考
かなり硬い文章語で、日常会話ではあまり使わない。政治批判・企業不正・歴史叙述などで、強い非難を込めて用いられる。例文
- その悪徳業者は高齢者をだまして契約させ、財産を巧取豪奪した。
- 権力者による土地の巧取豪奪に、村人たちは長年苦しめられた。
- 法律の抜け穴を利用したとしても、弱者から利益を吸い上げる行為は巧取豪奪に等しい。
- 彼の会社買収は表向きは合法だったが、実態は取引先を追い込む巧取豪奪だった。
- 歴史を振り返ると、戦乱の時代には領地や財宝の巧取豪奪が繰り返された。
類義語
- 強取豪奪
- 詐取
- 横奪
- 略奪
- 搾取
- 苛斂誅求
対義語
- 公明正大
- 正当取得
- 清廉潔白