左右逢源
読み方
さゆう ほうげん意味
どちらへ行っても思い通りに事が運び、自由自在に目的を達すること。転じて、状況に応じて巧みに立ち回り、行動や処置が円滑で抜かりないさまもいう。才能や知識が豊かで、どの方向からでも道理(よりどころ)を得て対応できるニュアンスを含む。由来
中国古典に由来する語で、出典は『孟子』とされる(成立年代は戦国時代・紀元前4世紀頃)。「左右」は左右どちらの方向でも、「逢源」は“源(みなもと)に出会う”意で、どこへ向かっても拠り所となる道理・本筋(源)に行き当たることから、自在に事を成せる意になった。日本への伝来時期は特定困難。備考
「左右逢源に〜する」の形で用いることが多い。肯定的評価が基本だが、要領よく立ち回る(ご都合主義)という皮肉の含みで使われる場合もある。例文
- 彼は交渉の場で左右逢源に話をまとめ、双方の利益を引き出した。
- 経験豊富な営業は、相手の反応を見て左右逢源に提案を組み替える。
- 新天地でも左右逢源に活躍できるのは、基礎力があるからだ。
- あの司会者は突発のトラブルにも左右逢源に対応して場をつないだ。
- 左右逢源を気取って軽口ばかり叩くと、かえって信用を失うことがある。
類義語
- 臨機応変
- 融通無碍
- 変幻自在
- 当意即妙
- 縦横無尽
対義語
- 四面楚歌
- 八方塞がり
- 行き詰まり