漢字辞典.com

屋上架屋

読み方

おくじょう かおく

意味

すでにある屋根の上にさらに屋根を造ることから、不要なものを付け加えたり、同じことを重ねたりして、かえって無駄・冗長にすること。議論、文章、制度、説明などに余計な追加をする場合に用いる。

由来

古代中国の「屋下架屋」(屋根の下にさらに屋根を架ける)に由来するとされる。南朝宋の劉義慶が編んだ『世説新語』文学篇(5世紀前半、430年頃成立)に見える表現がもとで、後に日本で「屋上屋を架す」「屋上架屋」とも言われるようになった。

備考

やや硬い表現で、日常会話より文章・評論・ビジネス文書で使われる。「屋上屋を架す」の形のほうが一般に理解されやすい。

例文

  • この報告書に同じ説明をもう一段落加えるのは、まさに屋上架屋だ。
  • 既存の承認手続きにさらに確認印を増やすのは、屋上架屋にすぎない。
  • 彼の注釈は詳しいが、本文で明らかなことまで説明しており、少し屋上架屋の感がある。
  • 新しい規則を作る前に、屋上架屋にならないか現行制度を見直すべきだ。
  • デザインは十分完成しているので、ここで装飾を足すと屋上架屋になってしまう。

類義語

  • 屋上屋を架す
  • 屋下架屋
  • 蛇足
  • 重複累加
  • 冗長重複

対義語

  • 簡潔明瞭
  • 要言不煩
  • 単刀直入
  • 簡素明快

この四字熟語に含まれる漢字