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局天蹐地

読み方

きょくてん せきち

意味

恐れかしこまり、身を縮めて居場所もないように感じること。また、強い圧力や制約のために、ひどく窮屈で自由に振る舞えないさまをいう。天の下で身をかがめ、地の上を抜き足差し足で歩くほど慎む、という比喩。

由来

中国最古の詩集『詩経』小雅・正月の「謂天蓋高、不敢不局。謂地蓋厚、不敢不蹐」に由来する。成立は西周〜春秋時代ごろ(おおむね紀元前11〜前6世紀の詩とされる)。「局」は身をかがめること、「蹐」は抜き足差し足で歩くこと。

備考

非常に硬い書き言葉で、日常会話ではまれ。「跼天蹐地」とも書く。畏怖・遠慮・抑圧による窮屈さを強調する表現。

例文

  • 社長と取引先の重役に囲まれ、新入社員の彼は局天蹐地の思いで名刺を差し出した。
  • 厳格な師匠の前では、弟子たちは皆、局天蹐地として一言も無駄口をきかなかった。
  • 不祥事の説明会で、担当者は記者の鋭い質問にさらされ、局天蹐地の態度を崩せなかった。
  • 格式の高い茶会に初めて招かれ、作法を知らない私は局天蹐地の心地だった。
  • 自由な議論を掲げる会議のはずが、上層部の顔色をうかがうばかりで、参加者は局天蹐地としていた。

類義語

  • 戦々恐々
  • 小心翼々
  • 畏縮逡巡
  • 薄氷を踏む思い
  • 恐れかしこまる

対義語

  • 自由自在
  • 悠々自適
  • 自由闊達
  • 泰然自若
  • 伸び伸び

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