尸居余気
読み方
しきょ よき意味
何も役に立つことをせず、死体のようにじっとして、かろうじて息だけをして生きながらえていること。転じて、老衰・病気・無気力などで実質的な働きがなく、ただ生存しているだけの状態をいう。由来
中国の史書『晋書』宣帝紀に見える語に由来する。『晋書』は唐代の648年ごろ成立。三国時代、司馬懿が病を装った際、その様子を「尸居余気」、すなわち死体のように伏してわずかに息が残るだけ、と評した故事による。備考
非常に硬い漢語で、日常会話ではほとんど使わない。人に直接用いると強い侮蔑・悲嘆の響きがあるため注意。文学・評論・歴史的文脈で見られる。例文
- 重病の父は意識も薄れ、まさに尸居余気の状態で病床に横たわっていた。
- 彼は退職後、趣味も人付き合いも失い、尸居余気の日々を送っているように見えた。
- 組織の長でありながら何の判断もしないなら、尸居余気と批判されても仕方がない。
- 私は老いてなお尸居余気となるのではなく、社会の役に立てることを続けたい。
- その独裁者は政務を執れないほど衰弱し、宮中では尸居余気に等しい存在となっていた。
類義語
- 無為徒食
- 尸位素餐
- 碌碌無為
- 無為無策
- 徒食
対義語
- 獅子奮迅
- 奮励努力
- 精力絶倫
- 勇往邁進
- 勤倹力行