尸位素餐
読み方
しい そさん意味
才能や働きがないのに高い地位に就き、職責を果たさず俸禄・給料だけを受け取ること。役職にふさわしい働きをせず、ただ地位に居座って利益を得る人や状態を強く批判していう語。由来
中国の史書『漢書』朱雲伝に見える「今朝廷大臣、上不能匡主、下亡以益民、皆尸位素餐」に由来する。『漢書』は後漢の班固らにより1世紀後半ごろ成立。「尸位」は祭祀で死者の代理である「尸」が座っているだけであることから、地位にいながら何もしない意。「素餐」はむなしく食を受ける、功績なく俸禄を食む意。備考
かなり硬い漢語で、日常会話より評論・ビジネス批判・歴史叙述で使われる。人を強く非難する語なので、面と向かって使うと非常に辛辣。例文
- 役員会で発言も決断もしない彼は、社員から尸位素餐だと陰で批判されている。
- 高い報酬を受けながら責任を部下に押しつけるだけでは、尸位素餐のそしりを免れない。
- 新社長は、尸位素餐の管理職を一掃し、実績に応じた人事制度を導入した。
- 名誉職とはいえ、組織の危機に何もしないなら尸位素餐と言われても仕方がない。
- 彼は尸位素餐を恥じ、専門知識を学び直して自分の職責を果たそうと努めた。
類義語
- 無為徒食
- 尸禄素餐
- 窃位素餐
- 伴食宰相
- 給料泥棒
対義語
- 粉骨砕身
- 鞠躬尽瘁
- 率先垂範
- 精励恪勤
- 奮励努力