小心翼翼
読み方
しょうしん よくよく意味
非常に気を小さくして、びくびくしながら慎重にふるまうこと。また、恐れ敬って、細かなところまで注意を払うさまをいう。単に慎重というだけでなく、必要以上におそるおそるであるという含みをもつこともある。由来
中国最古の詩集『詩経』の「大雅・大明」にある「維此文王、小心翼翼」に由来する。詩そのものは西周期(紀元前11~8世紀ごろ)の作とされ、書物としては春秋時代(紀元前6~5世紀ごろ)に編まれたと考えられる。もとは周の文王が慎み深く、うやうやしく天に仕えた姿をたたえた語で、後に非常に慎重なさまを表すようになった。備考
中国古典由来の文章語で、現代日本語では会話より評論・歴史叙述・硬い文章で使われやすい。単なる「慎重」よりも、びくびくしたり、おそれ敬ったりする含みがある。例文
- 彼は初めての取引先との会談に、小心翼翼として臨んだ。
- 失敗を恐れるあまり、彼女は何をするにも小心翼翼になってしまった。
- 危険物を扱う現場では、小心翼翼たる態度が強く求められる。
- 上司の反応を気にして、新人は小心翼翼と発言していた。
- 古典には、君主に仕える者の小心翼翼たる心構えが説かれている。
類義語
- 戦々恐々
- 臨深履薄
- 用意周到
- 細心慎重
対義語
- 大胆不敵
- 豪放磊落
- 猪突猛進
- 粗心大意