家給人足
読み方
かきゅう じんそく意味
どの家にも物資や収入が行き渡り、人々が生活に不自由せず満ち足りていること。社会や国家が豊かで安定し、庶民の暮らしが十分に潤っている状態をいう。由来
中国・前漢の思想書『淮南子』本経訓などに見える表現に由来するとされる。『淮南子』は紀元前139年ごろ、淮南王劉安のもとで編まれた書で、「家」は家々、「給」は足りる、「人足」は人々が満ち足りる意を表す。備考
古典的・文章語的な表現で、日常会話ではあまり使われない。政治・歴史・社会の繁栄を述べる文脈に向く。例文
- 善政が続き、やがてその国は家給人足の世を迎えた。
- 経済成長の成果が地方にも行き渡り、家給人足とはこのことだと評された。
- 為政者は家給人足を理想に掲げ、税制と農政の改革に取り組んだ。
- 表面上は家給人足に見えても、都市の裏側には貧困が残っている。
- 戦乱の後、人々は一日も早い家給人足の暮らしを願った。
類義語
- 豊衣足食
- 安居楽業
- 国泰民安
- 民富国強
対義語
- 困窮疲弊
- 貧困窮乏
- 民生困窮
- 飢寒交迫