実力行使
読み方
じつりょく こうし意味
話し合いや交渉ではなく、武力・警察力・強制力などの「実力」によって目的を達しようとすること。国家間の紛争やデモ鎮圧、労使・政治対立などで、法的手続や合意形成を迂回して力で押し切るという否定的文脈で用いられやすい。由来
「実力(実際に行使できる力)」+「行使(権利・力などを用いること)」の結合語。特定の故事来歴をもつ成句というより、近代以降の政治・法・外交用語として定着した語で、成立時期の特定は難しい(概ね明治以降と考えられる)。備考
硬い報道・政治用語。武力だけでなく強制的措置全般に広く使うが、正当化の含意が出やすいので文脈に注意。しばしば「実力行使に出る/踏み切る」。例文
- 政府は対話を優先するとしつつも、事態が悪化すれば実力行使も辞さない構えだ。
- 抗議デモが一部で暴徒化し、警察はやむを得ず実力行使に踏み切った。
- 相手の実力行使を招かないよう、まずは外交交渉の窓口を保つべきだ。
- 労使交渉が決裂し、組合側は実力行使としてストライキを実施した。
- 国際社会は一方的な実力行使を強く非難し、即時停止を求めた。
類義語
- 武力行使
- 力による解決
- 実力発動
- 腕力沙汰
対義語
- 平和的解決
- 話合解決
- 対話重視