完全燃焼
読み方
かんぜん ねんしょう意味
本来は、燃料が酸素と十分に反応して、すすや一酸化炭素などをほとんど出さずに完全に燃えること。転じて、仕事・競技・創作などで持てる力や情熱をすべて注ぎ込み、やり切って悔いがない状態もいう。由来
もとは化学・工学分野の語で、燃料が理想的に燃え尽きる現象を指す。日本では近代科学用語が整備された明治後期〜大正期(19世紀末〜20世紀初頭)に広まったと考えられる。そこから昭和期以降、スポーツや仕事で「力を出し切る」という比喩表現として一般化した。備考
本来は理科・工学の専門語だが、日常では「力を出し切る」「やり切る」の比喩として広く使う。スポーツ、仕事、受験、舞台などの文脈でよく用いられる。例文
- 今季の大会では自分の力をすべて出し切れたので、完全燃焼できたと思う。
- 彼は引退試合で最後の一球まで全力を尽くし、完全燃焼してグラウンドを去った。
- 文化祭の準備に一か月打ち込み、当日は終演後に完全燃焼した気分だった。
- 酸素が不足すると燃料は完全燃焼せず、煙や有害物質が増えやすい。
- 受験勉強に完全燃焼した結果、合否にかかわらず悔いはなかった。
類義語
- 全力投球
- 力を出し切る
- やり切る
- 精根尽き果てる
対義語
- 不完全燃焼
- 消化不良
- 中途半端