安寧秩序
読み方
あんねい ちつじょ意味
社会や国家が穏やかに保たれ、人々が安心して暮らせる状態と、規則や制度によって乱れのない秩序が維持されていること。治安・公共の安定を表す硬い表現で、政治・法律・行政などの文脈でよく用いられる。由来
特定の故事や古典の一節に基づく語ではなく、漢語の「安寧」(世の中が穏やかで安らかなこと)と「秩序」(物事が整然と保たれた状態)を合わせた熟語。成立年は不詳だが、近代以降、特に明治期(19世紀後半)の法令・行政・政治文書で「公共の安寧秩序」などの形で広く用いられるようになった。備考
日常会話ではやや硬く、法律・行政・政治評論で使われやすい語。「公共の安寧秩序」の形で用いられることが多い。例文
- 政府は国民の安全と安寧秩序を守るため、新たな防災対策を発表した。
- 暴力的なデモが続けば、地域社会の安寧秩序が損なわれるおそれがある。
- 警察の役割は犯罪を取り締まるだけでなく、公共の安寧秩序を維持することにもある。
- 災害時には、正確な情報の共有が住民の不安を抑え、安寧秩序の保持につながる。
- その条例は、都市の安寧秩序を乱す行為を防止する目的で制定された。
類義語
- 社会秩序
- 公共秩序
- 治安維持
- 平穏無事
- 天下泰平
対義語
- 無秩序
- 混乱状態
- 治安悪化
- 騒乱
- 不穏状態