孤軍重囲
読み方
こぐん じゅうい意味
味方や援助のない少数の者が、多くの敵や反対勢力に幾重にも取り囲まれていること。転じて、組織・会議・世論などの中で支援者がなく、非常に不利で苦しい立場に置かれることをいう。由来
「孤軍」は援軍のない孤立した軍勢、「重囲」は幾重にも取り囲むことを表す漢語。特定の古典出典や成立年は未詳だが、中国漢文の軍事表現を踏まえた語で、日本では少なくとも近代以降、明治期(19世紀後半)ごろから軍記・評論などで用いられたと考えられる。備考
本来は戦場の状況を表す語だが、現代では政治・ビジネス・議論などで「味方がなく不利」という比喩として使われる。やや硬い文章語。例文
- 補給路を断たれた部隊は、孤軍重囲のまま夜明けを待った。
- 彼は会議でただ一人反対意見を述べ、孤軍重囲の立場に置かれた。
- 小さな支社は本社の支援を失い、競合各社の攻勢で孤軍重囲に陥った。
- 批判が相次ぐ中、社長は孤軍重囲ながらも改革案の必要性を訴え続けた。
- ネット上で非難が集中し、彼女はまるで孤軍重囲のような苦境に追い込まれた。
類義語
- 四面楚歌
- 孤立無援
- 孤軍奮闘
- 多勢に無勢
対義語
- 援軍到来
- 味方多数
- 大軍優勢
- 一致団結