孤立無援
読み方
こりつ むえん意味
周囲から切り離され、味方や援助してくれる人がまったくいない状態をいう。集団や組織の中で一人だけ孤立し、外からの支えも得られず、自力で対処しなければならない苦しい立場を表す。人間関係だけでなく、政治・外交・経営などにも使われる。由来
「孤立」はひとり離れて助けのないこと、「無援」は援助がないことを表す漢語で、中国古典系の漢語表現に基づく語と考えられる。特定の初出を一つに断定するのは難しく、厳密な成立年は不明。日本では少なくとも明治期(19世紀後半)以降、新聞や評論などで広く定着した。備考
やや硬い漢語的表現で、日常会話より新聞・評論・ビジネス文書で使われやすい。人だけでなく、組織・国家・部隊などが支援を失った状況にも用いる。例文
- 新規事業の責任者になったが、社内の理解が得られず、彼は孤立無援の状態で計画を進めることになった。
- 補給路を断たれた部隊は、敵地で完全に孤立無援となった。
- いじめを見て見ぬふりする空気の中で、転校生は孤立無援の毎日を送っていた。
- その候補者は党内の支持まで失い、選挙戦で孤立無援に陥った。
- 大災害の直後、通信が途絶えた集落は一時的に孤立無援となり、外部支援を待つしかなかった。
類義語
- 四面楚歌
- 孤軍奮闘
- 孤立
- 味方がいない
対義語
- 一致団結
- 相互扶助
- 和衷協同
- 協力体制