孤影悄然
読み方
こえい しょうぜん意味
ひとりだけの影や姿が、ひっそりとして寂しげに見えるさま。人から離れて孤独で、物音もなく沈んだ雰囲気を帯びている様子をいう。由来
「孤影」はただ一つの寂しい姿・影、「悄然」はしょんぼりとして物寂しいさまを表す漢語。古典中国語に由来する語感をもつが、特定の出典や成立年は未詳。日本では近代以降の漢語的表現・四字熟語として用いられる。備考
文章語的で硬い表現。日常会話より、小説・随筆・評論などで寂寥感を強調する際に用いられる。例文
- 夕暮れの浜辺に、彼は孤影悄然として立っていた。
- 退職の日、誰にも見送られず孤影悄然と会社を後にした。
- 廃駅のホームには、一人の老人が孤影悄然と腰を下ろしていた。
- 敗戦後の監督の背中は、孤影悄然という言葉そのものだった。
- にぎやかな街の片隅で、彼女だけが孤影悄然として見えた。
類義語
- 孤独寂寥
- 形影相弔
- 独りぼっち
- 寂寞孤独
対義語
- 和気藹藹
- 群居和楽
- 衆人環視