孤城落日
読み方
こじょう らくじつ意味
ぽつんと取り残された城に夕日が沈むような、もの寂しく心細い情景。転じて、勢いが衰え、助けもなく孤立している状態や、滅びゆくものの寂寥感を表す。由来
中国の漢詩、とくに唐代(7〜9世紀)の辺塞詩に多い「孤城」「落日」という景物表現に由来するとされる。孤立した城と沈む夕日を組み合わせ、寂寥や衰亡の趣を表した語。成句としての正確な初出は不詳。備考
文学的・詩的な表現で、日常会話ではやや硬い。風景描写にも、衰退や孤立の比喩にも用いられる。例文
- かつて栄えた商店街も、今では孤城落日の趣がある。
- 支援者を失った彼の選挙戦は、まさに孤城落日だった。
- 夕暮れの廃城を眺めていると、孤城落日という言葉が胸に浮かんだ。
- 業界の変化に取り残された老舗企業は、孤城落日の状況に追い込まれた。
- 王朝の末期を描いたその映画には、孤城落日の哀感が漂っている。
類義語
- 孤立無援
- 四面楚歌
- 寂寞荒涼
- 形影相弔
対義語
- 旭日昇天
- 前途洋洋
- 意気軒昂