孤城落日
読み方
こじょう らくじつ意味
夕日が沈みかけるころ、敵に囲まれて孤立した城(または陣地)が今にも落ちそうな、追いつめられた危機的状況をいう。転じて、味方がなく頼る先もないまま窮地に陥り、滅亡・敗北が目前に迫ったさまのたとえ。由来
中国の古典詩文に由来するとされる語で、辺境の城が落日を背に孤立し、攻め落とされそうな情景を描いた表現から成ったといわれる。特定の出典(作品名・作者)や成立年代は諸説あり、確定しにくい。日本では漢文素養のある層を通じて用例が見られ、近世以降に定着したと考えられる。備考
比喩としては「追い詰められた」「孤立して危うい」状況を強調する。文語・硬い語感で、日常会話より文章・評論向き。固有の歴史事件名ではない。例文
- 援軍が途絶え、我が隊は孤城落日の苦境に立たされた。
- 資金繰りが尽きかけたこの会社は、まさに孤城落日だ。
- 味方の離反が続き、孤城落日の将軍は講和を選んだ。
- 災害で道路が寸断され、集落は孤城落日のように孤立した。
- 彼の主張は支持を得られず、会議では孤城落日となった。
類義語
- 落日孤城
- 孤立無援
- 四面楚歌
- 危急存亡
- 孤軍奮闘
対義語
- 前途洋々
- 旭日昇天