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奇貨可居

読み方

きか かきょ

意味

めったに得られない好機や、価値ある人物・物事を見逃さず、将来の利益や成功のために活用するべきだという意味。もとは「珍しい品は買い置きしておく価値がある」という意で、転じて有利な機会や人材を利用することをいう。

由来

中国戦国時代(紀元前3世紀ごろ)の故事に由来する。『史記』呂不韋列伝で、商人の呂不韋が秦の王族・子楚を見て「これは買い置きする価値のある珍品だ(奇貨可居)」と言い、後に彼を援助して大きな利益と地位を得たという話から。文献上は前漢の司馬遷が紀元前91年ごろに編んだ『史記』に見える。

備考

中国故事に基づく硬めの漢語表現。日常会話ではやや古風で、文章語・評論・政治経済の文脈で使われやすい。『奇貨として』や関連表現『奇貨居くべし』も見られる。

例文

  • 彼はその特許を奇貨可居と見て、いち早く出資を決めた。
  • 新制度の開始は、地方企業にとって海外進出を図る奇貨可居となった。
  • 若手研究者の才能を奇貨可居として、大手企業が共同研究を申し入れた。
  • ライバル社の混乱を奇貨可居とし、わが社は市場拡大に乗り出した。
  • 政界では、小さな失言さえ相手を攻める奇貨可居として扱われることがある。

類義語

  • 千載一遇
  • 渡りに船
  • 好機到来

対義語

  • 逸機失策
  • 好機逸失
  • 時機を失する

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