奇貨可居
読み方
きかかきょ
意味
手に入れた貴重な品や有利な機会を、将来さらに価値が上がる・大きな利益になると見込んで、手放さずに温存しておくこと。
由来
中国戦国時代の故事に由来(具体的な成立年は不詳)。『史記』「呂不韋列伝」で、呂不韋が秦の公子・異人(のちの荘襄王)を「これは奇貨(めずらしい儲けの種)として居くべし(蓄えておくべき)」と評した語から。
備考
「奇貨(珍しい利益の機会)」を「居く(置いておく)」意。ビジネス文脈で、好機や資源を温存する意味で用いられる。やや硬い文章語。
例文
- 彼はこの特許を奇貨可居として、すぐには売却せずに提携先を探している。
- 海外進出の話を奇貨可居と見て、今は人材育成に投資している。
- 不況期の優良物件は奇貨可居、焦って手放すべきではない。
- 彼女の提案を奇貨可居として受け止め、社内で実現方法を練った。
- この人脈は奇貨可居だ。今後の仕事に必ず生きる。
類義語
- 好機到来
- 千載一遇
- 時機到来
- 虎視眈々
対義語
- 即断即決
- 機先制す
- 拱手傍観