天高馬肥
読み方
てんこう ばひ意味
秋の空が高く澄み、馬が肥えるほど気候がよく、実りも豊かな季節であること。転じて、さわやかで過ごしやすく、食欲も増すような秋のよい時季をたたえていう表現。由来
原型は中国の「秋高くして塞馬肥ゆ」という表現で、唐代・7世紀末ごろの杜審言の詩に見えるとされる。もともとは秋に北方の馬が肥え、辺境への警戒が強まる時期を示す語感もあったが、日本では「天高く馬肥ゆる秋」の形で、澄み渡る快適な秋を表す語として定着した。備考
現代日本語では四字熟語単独よりも、「天高く馬肥ゆる秋」の形のほうが広く親しまれる。中国では本来、辺境の警戒を含む語感もあった。例文
- 十月に入ると、空の青さがいっそう冴え、まさに天高馬肥の季節となる。
- 北海道を旅していると、天高馬肥という言葉がぴったりの爽やかな秋晴れに出会える。
- 社内報の冒頭には、『天高馬肥の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか』と記されていた。
- 祖父は収穫を終えた田畑を見ながら、今年も天高馬肥の秋だと満足そうに語った。
- 食べ物がおいしく、散歩も気持ちよいこの時季は、まさに天高馬肥と言える。
類義語
- 秋高気爽
- 天高気清
- 秋晴れ