天馬行空
読み方
てんば こうくう意味
天馬が空を自由に駆けるように、発想・文章・詩歌・行動などが何ものにも束縛されず、のびのびとして雄大であること。特に、常識や形式にとらわれない自由奔放な才能や作風をほめていう。由来
中国の故事に由来する語。元代(13〜14世紀ごろ)の劉廷振が、詩人・薩都剌(薩天錫)の詩を評した文章『薩天錫詩集序』に見える「殆ど天馬の空を行きて歩驟凡ならざるがごとし」という趣旨の表現が典拠とされる。備考
文章・芸術・発想を称賛する文脈で用いられることが多い。単なる「支離滅裂」ではなく、自由さの中に才気や勢いがある場合に適する。例文
- 彼の小説は構成こそ大胆だが、天馬行空の想像力で読者を最後まで引きつける。
- その画家の筆致は天馬行空で、見る者に既存のジャンルを忘れさせる。
- 会議では、まず天馬行空な案を歓迎し、実現可能性は後から検討することにした。
- 彼女のスピーチは型にはまらず、天馬行空の比喩が次々に飛び出した。
- 天馬行空の発想を持つ彼だからこそ、誰も思いつかなかった商品を生み出せた。
類義語
- 自由奔放
- 縦横無尽
- 天衣無縫
- 行雲流水
- 奇想天外
対義語
- 規行矩歩
- 墨守成規
- 杓子定規
- 平凡陳腐