天衣無縫
読み方
てんいむほう
意味
飾り気や作為がなく、自然で純真なさま。文章や人柄・振る舞いなどが、まるで天人の衣のように継ぎ目がないほど美しく無邪気であること。
由来
中国由来の成語。天人(天女)がまとう衣は「縫い目がない」とする伝説・仏教的イメージに基づき、「天衣=天上の衣」「無縫=縫い目がない」から、作為のない自然な美しさをたとえた。成立年代は諸説あり不詳。
備考
主に人柄・言動・文体などの「自然で飾らない良さ」を褒める語。状況によっては「無邪気すぎる」「奔放」と否定的に受け取られることもある。
例文
- 彼の文章は天衣無縫で、気負いがなく読みやすい。
- 天衣無縫な笑顔に、こちらまで心が軽くなった。
- 彼女は天衣無縫に見えるが、実は陰で努力している。
- 新人の天衣無縫な発想が、企画の行き詰まりを破った。
- 天衣無縫を装う態度が、場面によっては無神経に映ることもある。
類義語
- 無邪気爛漫
- 天真爛漫
- 自然体
- 清新脱俗
対義語
- 用意周到
- 虚々実々
- 粉飾決算
- 矯揉造作