天涯孤独
読み方
てんがい こどく意味
故郷や親しい人から遠く離れ、頼るべき親族・縁者もなく、ひとりぼっちであること。単なる一人暮らしではなく、身寄りがなく孤独な境遇を強く表す語。由来
「天涯」は空の果て、転じて故郷から非常に遠い場所を指し、「孤独」はひとりで頼る者がないことをいう。古代中国以来の漢語成分に基づく表現だが、「天涯孤独」という四字熟語としての成立時期や初出は不詳。日本では近代以降の文学・新聞などで広く用いられ、辞書にも掲載される。備考
やや文語的・文学的な響きがあり、深刻な身の上を述べる語。軽い「寂しい」「一人暮らし」の意味では大げさになりやすい。例文
- 彼は幼いころに両親を亡くし、天涯孤独の身となった。
- 天涯孤独だと思っていた彼女に、遠い親戚がいることが分かった。
- 都会で成功した彼にも、若いころは天涯孤独の苦しみがあった。
- その老人は天涯孤独だったが、近所の人々に支えられて暮らしていた。
- 主人公が天涯孤独の境遇から立ち上がる姿に、多くの読者が心を打たれた。
類義語
- 孤立無援
- 孤苦零丁
- 孑然一身
- 無縁孤独
対義語
- 一家団欒
- 家族円満
- 親族縁者に恵まれること