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天南地北

読み方

てんなん ちほく

意味

非常に遠く離れていること。また、あちらこちらの土地や各地のこと。人や物事が広い範囲に散らばっている様子を、南北を大きく対置して表した、やや文語的な表現。

由来

中国由来の漢語成句で、「天の南、地の北」と大きく方向を対置し、遠く隔たった場所や各地を表したもの。正確な初出・成立年は未詳。日本でいつ定着したかも明確ではないが、漢籍の受容が進んだ中世以降に用いられるようになったと考えられる。

備考

やや硬く文語的な語で、現代会話では『各地』『あちこち』『遠く離れて』と言い換えることも多い。字面は南北だけだが、意味は広く遠方・各地全般を表す。

例文

  • 卒業後、同級生たちは天南地北に散り、それぞれの道を歩み始めた。
  • 戦乱のため親族は天南地北に離れ、再会まで長い年月を要した。
  • この港町には、天南地北から商人や旅人が集まってくる。
  • 商売の縁で、彼は天南地北に知人を持っている。
  • その作品の評判は天南地北に伝わり、作者の名は一躍知られるようになった。

類義語

  • 東西南北
  • 四方八方
  • 津々浦々

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