大腹便便
読み方
だいふく べんべん意味
腹が大きくふくれ、突き出ているさま。人の体形について、でっぷり太っていて腹部が目立つ様子を表す。多くはやや戯画的・批判的に用いられ、貫禄があるというより、太りすぎて見える印象を伴う。由来
中国の史書『後漢書』文苑列伝・辺韶伝に見える「辺孝先、腹便便」に由来するとされる。辺韶は後漢(2世紀ごろ)の学者で、弟子に大きな腹をからかわれた逸話が伝わる。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀前半(432〜445年ごろ)に編纂したもの。備考
「便便」は排泄の意味ではなく、腹がふくれている様子を表す語。人に直接使うと失礼になりやすく、文章語・描写語として用いられることが多い。例文
- 宴会場の奥に、大腹便便の社長がゆったりと座っていた。
- 若いころは細かった父も、定年後はすっかり大腹便便になった。
- その肖像画には、大腹便便の富豪が得意げな表情で描かれている。
- 健康診断の結果を見て、大腹便便の生活を改めようと決心した。
- 彼は大腹便便の体を揺らしながら、ゆっくり階段を上ってきた。
類義語
- 太鼓腹
- 肥満体
- 恰幅がよい
- 腹が出ている
- でっぷりしている
対義語
- 痩身
- 痩せ型
- 細身
- 痩躯
- スリム