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大義名分

読み方

たいぎ めいぶん

意味

人として、または立場上、ある行動を起こすうえでの正しい道理や、社会的に認められる正当な理由・名目のこと。特に政治や組織の場面で、物事を進める際の正当化の根拠や表向きの旗印を指す。文脈によっては、建前や口実という含みをもつこともある。

由来

「大義」と「名分」はともに中国古典・儒教に由来する語で、「大義」は守るべき大きな道理、「名分」は身分や立場に応じた本分を指す。両者を合わせた表現の厳密な初出年は不詳だが、中国で形成された儒教的政治思想を背景に生まれ、日本では江戸時代(17〜19世紀)に朱子学の普及とともに広く定着した。

備考

政治・歴史・組織論でよく使う語。単なる「正しい理由」だけでなく、表向きの正当化の名目という皮肉を込めて使われる場合もある。

例文

  • 政府は新たな政策を進めるための大義名分を国民に十分示せなかった。
  • 彼は組織改革の大義名分として、若手登用の必要性を強調した。
  • 大義名分があるからといって、どんな手段も許されるわけではない。
  • 会社の統合には業務効率化という大義名分が掲げられていた。
  • 歴史を振り返ると、多くの戦いは立派な大義名分のもとに始められてきた。

類義語

  • 正当な理由
  • 大義
  • 正当性
  • 錦の御旗

対義語

  • 私利私欲
  • 不義不正
  • 利己的動機

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