大義名分
読み方
たいぎめいぶん
意味
行動や主張を正当化するために掲げる、社会的に正しいとされる大きな道理や公の理由。自分勝手な口実ではなく、周囲が納得しやすい正当性を指す。
由来
中国古典の儒教的語彙に由来し、「大義(大きな道理)」と「名分(身分・立場に基づく正当な筋道)」を合わせた語。日本では近世(江戸期)頃から、政治的正統性を論じる文脈で用例が見られる(成立年代の特定は難しい)。
備考
政治・組織運営などの硬い文脈で用いられやすい。「大義名分を掲げる」が定型。皮肉として「大義名分だけは立派」と言うこともある。
例文
- 改革を進めるには、まず国民が納得する大義名分が必要だ。
- 彼は大義名分を掲げたが、実態は私利私欲に近かった。
- 大義名分が立たないままの介入は、国際的な支持を得にくい。
- 社内調整では、大義名分よりも現場の負担が問題になった。
- その計画は大義名分が明確だったので、反対意見が収まりやすかった。
類義語
- 正当な理由
- 正当性
- 大義
- 名目
- 大義名目
対義語
- 私利私欲
- 身勝手
- 無理筋
- 不条理