多情多恨
読み方
たじょう たこん意味
感情が豊かで情にもろいため、物事に触れるたびに悲しみ・嘆き・恨みを抱きやすいこと。特に恋愛や人情に深く心を動かされ、悩みや憂いが多いさまをいう。由来
中国古典に由来する漢語表現で、唐代〜宋代(7〜13世紀ごろ)の詩文に見られるとされる。特定の初出ははっきりしないが、「多情(情が深い)」と「多恨(嘆きや恨みが多い)」を重ね、情の深い人ほど悩みも多いことを表した。備考
やや文語的・文学的な語で、会話ではあまり多用しない。恋愛や人生の哀感を述べる文脈で使われやすい。「恨」は強い憎悪よりも、嘆き・切なさの意味合いを帯びる。例文
- 彼は多情多恨な性格で、些細な別れにも長く心を痛める。
- その小説の主人公は多情多恨で、恋のたびに深い苦悩を背負う。
- 若い頃の私は多情多恨で、詩を書いては一人で涙した。
- 多情多恨という言葉どおり、彼女は他人の不幸にも自分のことのように胸を痛めた。
- 芸術家には多情多恨な気質を持つ人が少なくない。
類義語
- 多愁善感
- 感傷的
- 情にもろい
対義語
- 冷静沈着
- 薄情冷淡
- 寡情