多事多難
読み方
たじ たなん意味
事件や問題、苦労や災難が次々に起こり、困難が非常に多いことをいう四字熟語。単に忙しいだけでなく、面倒事や不運が重なって物事が順調に進まない状態を表す。個人の人生にも、組織や社会の状況にも使われる。由来
「多事(出来事・問題が多い)」と「多難(困難・災難が多い)」という漢語を重ねて意味を強めた成語。両語自体は古代中国の漢文に古くから見られるが、「多事多難」という四字句としての特定の初出典ははっきりしない。成立時期は不詳だが、漢語表現として中国古典由来で、日本では漢文訓読や文章語を通じて定着した。備考
やや硬い文章語で、会話より新聞・評論・スピーチで使われやすい。『多事』は出来事や問題が多いこと、『多難』は困難が多いこと。忙しいだけでなく、問題続きの含みがある。例文
- 新政権の船出は、国内外の課題が山積し、まさに多事多難である。
- 今年の会社経営は原材料高と人手不足が重なり、多事多難の一年となった。
- 彼の留学生活は、言葉の壁や病気など多事多難だったが、大きく成長するきっかけになった。
- 創業直後から資金繰りやトラブルに追われ、その店の歩みは多事多難を極めた。
- 多事多難な時代だからこそ、冷静に状況を見極める力が求められる。
類義語
- 前途多難
- 内憂外患
- 波乱万丈
- 艱難辛苦
対義語
- 平穏無事
- 安穏無事
- 順風満帆
- 天下泰平